2025年8月– date –
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治療
シクロホスファミド(CP/CYC:cyclophosphamide・エンドキサン)
作用機序 ナイトロジェンマスタード(窒素マスタード)系のアルキル化薬に分類される。窒素マスタードのN-メチル基をcyclin phosphamideに置き換えたもの。 プロドラッ... -
末梢神経
Sjogren症候群・シェーグレン症候群による末梢神経障害
概要 Sjogren自身の原著において、顔面神経麻痺・顔面の知覚障害についての記載あり。病態は主に血管炎によるものとされてきた。1986年にMalinowらによって後根神経節へ... -
複数系統
Sjogren症候群・シェーグレン症候群による神経障害
脳脊髄炎・視神経炎 概要 中枢神経系症状の中で臨床的に比較的よくみられるのは、脳脊髄炎・視神経炎であり、多発性硬化症との鑑別が困難である。 Alexanderらは200人以... -
免疫
Sjogren症候群・シェーグレン症候群(SS)
病態生理 唾液腺や涙腺などの外分泌腺にリンパ球が浸潤し、それに伴い腺組織が特異的に障害を受ける自己免疫疾患である。 主症状はドライアイ(乾燥性角結膜炎)・ドラ... -
血液
血管内リンパ腫(IVL:intravascular lymphoma)
脳病変については、血管閉塞による梗塞様病変だけではなく、白質病変を呈することも多いことに要注意です。血液検査・全身CT/PET-CTでスクリーニングを行い、最終的には... -
内分泌代謝
銅欠乏症(後天性)
銅代謝 銅・Cu参照 原因 遺伝性:Menkes病 摂取不足:低栄養・神経性食思不振症・ベジタリアン・経腸栄養や経静脈栄養への依存 需要増大:妊娠・授乳・未熟児・乳幼児 ... -
内分泌代謝
Wilson病・ウィルソン病(WD:wilson disease)②(診断・治療)
本症を疑うことができれば、診断は比較的容易と考えます。診断後は生涯の治療継続が必要であるため、薬剤副作用の観点から注意が必要です。肝障害が重度まで進行してし... -
内分泌代謝
Wilson病・ウィルソン病(WD:wilson disease)①(特徴・検査)
神経内科領域では、若年性の不随意運動・パーキンソニズムなどの症候に対して鑑別対象となります。頻度は少ないですが、比較的容易にスクリーニングが可能かつ治療方法... -
内分泌代謝
銅・Cu
体内での銅の作用 銅は必須微量元素であり、セルロプラスミン・チトクロームCオキシダーゼ・リシルオキシダーゼ・ドーパミンβヒドロキシダーゼ・チロシナーゼ・Cu/Znス... -
治療
経静脈的免疫グロブリン療法(IVIg:intravenous immunoglobulin)
免疫疾患・特に神経免疫疾患に対する初期治療として非常に重要な治療選択肢です。最近は全国的に使用数が増えていることから、製剤が不足しているようです。製剤の特徴...
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